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「偉大なりレイヤリング」(Vol.15)

ウルトラライトハイキングのWEBサイトやブログ、特に日本のものはどちらかというとギアよりです。わたしのこのコラムや店舗ブログのレポートもご他聞にもれずです。これはウルトラライトスタイルが「背負う重量」=「ギア」をいかに軽くするか、というコンセプトからスタートしているのが理由のひとつですが、ウェア軽量化の基本コンセプトは既に多くのところで語り尽くされていることが最大の理由かもしれません。そうです、登山ウェアの基本として定着した「レイヤリング」こそが「ウェアをシステムで考える」という点から非常にウルトラライト的な考え方だったのです。

ハイキングで身にまとうウェアは、外界から身を守る最終防衛線です。レイヤリングという基本をふまえつつ、更にどんな工夫ができるのか? ハイキングウェアについて考えてみたいと思います。

○ハイキングのシーン
まずハイキングウェアをシーン毎に分類してみます。ハイキングの場面毎を思い描いていけば必要なウェアや機能がより鮮明に見えてくるはずです。シーン毎に代表的なモノをあげてみました。季節、場所によってそれぞれの重要性も異なってきますが、わたし自身はこのリストに沿ってウェアを用意しています。

1) 行動着
ハイキング中に着るウェア。天候によって要不要の差はありますが、日帰りハイクでも、オーバーナイトハイクでも、トレイルにいる間は基本的に着続けるウェアといえます。
−アンダーウェア(吸汗速乾、汗冷予防、保温)
−カットソー(通気、調温、吸汗速乾)
−ウインドシャツ(防風、撥水)
−サポートタイツ(怪我予防、疲労軽減)
−ストレッチパンツ(速乾、撥水)
−キャップorハット(日除)
−グローブ(吸汗速乾、保温)
−レインウェア(防水透湿、撥水)

2) 防寒着
休憩中に、テントや山小屋での就寝時に着るウェア。とにかく保温最優先。
−ニットキャップ(保温)
−ネックゲーター(保温)
−インサレーションベストorジャケット(保温)

3) 替着
行動着の予備。雨や渡渉などで行動着が濡れてしまった場合などに必要です。
−ソックス(日数分)
−アンダーウェアorカットソー(1組)

レイヤリングという基本をおさえつつ、それぞれのウェアについて考え方や選び方、工夫のポイントを見ていきましょう。ウェアをシーン毎に分類したのは、「兼用できるモノはないか!?」を考えやすくするためです。ウェアはひとつひとつを軽くすることよりも、レイヤリングというセオリーの中で、いかに多目的アイテムを選んでいくかが「ウルトラライト化」の重要なポイントなのです。

次回は「行動着」を考えてみましょう。

 
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